自省録改版 (岩波文庫) [ マルクス・アウレリウス・アントニヌス ]
超おすすめの本「自省録」の紹介です。人生を変え得る本なのでぜひ読んでみてほしいです。
自省録は誰が書いた?
自省録は第16代ローマ皇帝マルクス・アウレーリウス(121〜180)によって書かれました。
マルクス・アウレーリウスはストア派を代表する哲人で、思索にふけることを好み、そこで書いた手記がのちに自省録となったようです。
自省録の内容は?
ウィキペディアによると、
自分宛てに書き続けた短い散文の集積であり、一貫性を欠き、同じ主題が繰り返し取り上げられることも多い。内容は彼自身の哲学的思索に限定され、皇帝の自著にかかわらず、ローマ帝国の当時の状況や職務上の記録などは、ほとんど記述がない。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/自省録
つまりは短い哲学的な思想が集まってますよーということですね。ローマ皇帝としての記述はほとんどないです。
全部で12巻(一冊の中で「巻」という名前で分けられている)あって、それぞれ平均して40章くらいの短い文があります。
短いと言っても、一行で終わっている文から見開き2ページくらいにまでわたる文章まで長さは様々です。
そしてその文たちが名言であふれているんです。名言の宝庫です。はい。
自省録のおすすめポイント!
名言だらけ
いくつかあげておきます。
名誉を愛する者は自分の幸福は他人の行為の中にあると思い、享楽を愛する者は自分の感情の中にあると思うが、もののわかった人間は自分の行動の中にあると思うのである。
「自省録」マルクス・アウレーリウス著 神谷美恵子訳 第6巻51章
あらゆる行動に際して一歩ごとに立止まり、自ら問うてみよ。「死ねばこれができなくなるという理由で死が恐るべきものとなるだろうか。」と。
「自省録」マルクス・アウレーリウス著 神谷美恵子訳 第10巻29章
つねに同一の人生目的を持たぬ者は一生を通じて一人の同じ人間でありえない。
「自省録」マルクス・アウレーリウス著 神谷美恵子訳 第11巻21章の一部
名誉や享楽 にではなく行動にこそ幸福があるということ、死ぬとできなくなるから死にたくないと思えるような行動をすること、常に同じ目的を持つこと、どれも現在まで通じる良い名言です。
こういった名言が本のいたるところにあります。
座右の書になる
マジで人生に影響を与える本なので座右の書にぴったりです。
座右の書があるなんてカッコよくないですか?
どの訳がいいの?
私は神谷美恵子訳の岩波文庫のやつを持ってます。
普通におすすめです。
が、難しくて何言ってるのかわからない場合は他の簡単なものを選べばいいと思います。
できれば書店で確認することをおすすめします。
まとめ
自省録の内容の紹介とおすすめでした。
「自省録 名言」で調べればたくさん出てきますので別に買わなくてもいいのですが、「全部見たい!」とか「やっぱ紙やな。」とか思った人は買ってみてはいかがでしょうか。
自省録改版 (岩波文庫) [ マルクス・アウレリウス・アントニヌス ]
あっ、ちなみに自省録はcommonplace bookだそうです。あなたも書いてみては?