知る人ぞ知る天才二コラテスラの凄いところを8つまとめました。
交流電流など数多くの発明をした
テスラは交流電流を発明し、直流派のエジソンと電流戦争でライバルでした。最終的には、現在世界中で交流電流が採用されています。
その他にも、蛍光灯、高圧変圧機、無線トランスミッターなどの発明をしました。
セルビア紙幣の肖像になっている
現在使われているセルビアの通貨「セルビア・ディナール」の100ディナール紙幣の肖像は二コラテスラです。
1セルビア・ディナールはこの記事の執筆時点で1.02円ですので、この紙幣は日本円なら百円札といったところでしょうか。セルビア人なら毎日テスラの顔を目にするのが普通になっているでしょうね。
磁束密度の単位になっている
磁束密度の単位「テスラ」は二コラテスラにちなんで付けられました。
セルビア紙幣に書かれている数式「T=Wb/m^2」の「T」は単位のテスラのことです。
8つの言語に堪能だった
テスラは英語、イタリア語、チェコ語、フランス語、ラテン語、セルビア・クロアチア語、ドイツ語、ハンガリー語の8言語に堪能でした。
母国語はセルビア・クロアチア語ですが、自伝である「My Inventions」は英語で書かれました。また、ギムナジウム(中等教育機関)ではドイツ語で授業を受け、プラハ大学(チェコ)にも留学し、ブダペスト国営電信局(ハンガリー)に就職後、ゼネラル・エレクトリックのフランス法人に勤めました。その後はニューヨークに渡っています。
写真記憶を持っていたと言われている
テスラはたくさんの作品を読んで、本を完全に記憶しており、おそらく写真記憶(映像記憶)を持っていました。(英語版Wikipediaによると)
実際、テスラの自伝には
At that age I knew entire books by heart, word for word.
My Inventions Nikola Tesla
という文があります。
セルビア最大の空港の名前になっている
セルビア最大の空港「ベオグラード・ニコラ・テスラ空港」はテスラにちなんで名前が付けられました。
紙幣の肖像にもなっていましたが、セルビア人にとってテスラは国民的な人物なのでしょう。
頭の中だけで実験ができた
テスラは自伝の中でこんなことを言っています。
I do not rush into actual work. When I get an idea I start at once building it up in my imagination. I change the construction, make improvements and operate the device in my mind. It is absolutely immaterial to me whether I run my turbine in thought or test it in my shop. I even note if it is out of balance. There is no difference whatever, the results are the same.
My Inventions Nikola Tesla
二コラテスラはアイデアが浮かんだら頭の中で装置を組み立てて実験していました。そして結果は実際に組み立てた時と変わらなかったそうです。
まさに「脳の映像領域で考える」ですね。電気自動車会社テスラのCEOイーロンマスクもそんな思考法らしいです。
IQが200と言われている
テスラがIQテストを受けたかは定かではありませんが、そのIQは200程度であったと推定されています。
まとめ
以上、テスラの凄さが分かる8つのことでした。
たびたび登場していたテスラの自伝「My Inventions」は検索すれば無料のPDFが出てくるので興味のある方はぜひ見てください。ちなみに日本語訳も出版されています。「ニコラ・テスラ 秘密の告白 世界システム=私の履歴書 フリーエネルギー=真空中の宇宙」という題名です。